「ゆうらく」の効率の良さを調べるため、実際の住宅に設置して実験を行いました。すると、1月下旬の寒さ厳しい時期にも融雪路面は凍結することがなく、ひと晩30cmのドカ雪も降り終わった翌日には完全に融けることがわかりました。
今回の実験では、1時間当たり1.96kW分発生する換気排熱に対し、1.12kW分の熱を回収することができました。これにより、換気からの熱回収効率は57%という結果になりました。
さらに、ヒーティング全体のエネルギー利用効率を計算しました。それによると、換気排熱からの熱回収が1.12kW、これに加えて配管経路で土中にある大地の熱や床下空間から0.36kW分の熱を取得、さらに機器類から0.10kWの熱を取得する計算となり、トータルで1.58kW分の熱をロードヒーティングから放熱していました。
この結果から、ロードヒーティング全体のエネルギー利用効率は、換気排熱1.96kWに対して1.58kW分の熱を得た、つまり81%に達していることがわかりました。
エネルギー利用の観点から見ると、81%の利用効率はきわめて優秀と言っていいでしょう。
換気排熱の利用方法としては、熱交換換気もあります。「ゆうらく」の特徴は、仕組みが簡単で維持管理もラクな第3種換気を利用しながら、熱交換換気と同等の熱回収効果を実現できている点です。

ゆうらくは換気排熱を利用することで、ロードヒーティングのための燃料を一切使いません。このため、灯油燃料を使うことによるCO2等の排出が一切ありません。電力の利用も温水配管方式のロードヒーティングなら必ず使う循環ポンプだけですので、ごく限られています。
試算によれば、灯油のシステムに比べ、CO2の排出量は10分の1、CO2の発生抑制効果は1カ月あたり265.2kg。1年間ではカラマツおよそ130本分のCO2吸収効果に匹敵します。 そして何より、燃料費を気にせずに安心して玄関前を歩くことができる、除雪の大きな負担からも解放されるすばらしさが、ゆうらくの最大の特徴です。 カラマツ130本の植林と同じ効果があるゆうらく。低炭素社会の最新技術です。







